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『おおきく振りかぶって 第147回 4市大会 18』ネタバレ感想

おおきく振りかぶって(29) (アフタヌーンKC)

 

前回、一死二塁と再びチャンスの訪れた崎玉。

今回は、そこから話が始まります。

 

 

 

 

 

第147回『4市大会 18』

 

一年の声援に鼓舞され、打席に立つ七番の市原。

阿部は冷静で、打ち気な市原にストライクはいらないとボールを要求。

 

しかし、市原はよくボールが見えていて、見送って一ボール

一打席目に打った球も、今もシュートで、次はストライクのシュート以外の球だと予測。

 

ストレートを待つ市原ですが、バッテリーが選択したのはストライクのシュートです。

市原は待ちきれず態勢を崩しますが、これをかろうじて当てて打球はセンター前に落ちます。

 

コーチャーの指示でランナーは走り出していて、見事ホームイン。

これで崎玉が勝ち越します。

 

市原は一塁で手を挙げて声援に応えますが、ストレートではなかったことに不服そうです。

一方、点をとられても阿部は落ち着いてゲッツーを指示しますが、三橋は動揺してしまいます。

 

勢いに乗る崎玉の打順は、八番の原田。

阿部は市原の時と同じ配球を要求しますが、原田は自分にも変化球がくると予想していました。

 

ところが、三橋はサインに首を振り、阿部も彼の目を見て気が付きます。

目付けをかえる、内角にナックルカーブを要求し、三橋も通じて嬉しそうです。

 

 

 

予期せず行動に原田の考えが少し揺れますが、それでもインコースのストライクなら打つつもりです。

対して三橋は、投手も考えるのがバッテリーだとして、外れてもいいくらいに厳しくいきます。

 

原田は思わずのけぞりそうになりますが、堪えてスイング。

打球はレフトに上がり、水谷は一度前に出ますが、すぐに後ろだと判断。

 

下がりますが、打球は頭上を越え、フェンスからの跳ね返りをキャッチ。

市原をホームで刺そうとボールを内野に返します。

 

すると、バッターランナーが二塁を回っているにも関わらず、市原は三塁に留まっていました。

市原は慌ててスタートを切り、ショートの巣山はホームに向かって投げようとします。

 

ところが、バッターランナーの原田が投げる軌道を遮り、巣山は投げるのが遅れてしまいます。

結局、それが決め手となり、市原はホームイン。

 

これで二点差に広がり、打たれた三橋は凹んでいます。

阿部は大丈夫かと声を掛け、三橋が首を振ったから打たれたのではなく、リードしたのは自分だと三橋を気遣います。

 

三橋は阿部の言葉に頷きますが、心ここあらずといった感じで、阿部は思わず大声を出してしまいます。

しまったと言葉を飲み込みますが、三橋はボロボロです。

 

審判は長い会話にタイムか?と聞き、阿部は慌てて否定。

その隙に三橋は走ってマウンドに逃げてしまいます。

 

阿部は何度も経験させるしかないと諦めます。

打順は九番の古沢を迎え、崎玉の監督はスクイズが微妙な彼にさせるかどうか迷っています。

 

阿部はスクイズを警戒し、一球外すよう指示。

三橋は依然腑抜けていて、ボールまで腑抜けていたら胸倉つかんで耳元でどなると怒っている阿部。

 

古沢は転がせば一点だと臨む第一球。

阿部の指示通り、ボールから入るのでした。

 

 

感想

 

高校野球らしい、優勢劣勢が一転も二転もする展開でした。

心が折れたように見えた三橋ですが、古沢への投球を見る感じ、まだ心は折れていないように思えます。

 

まだまだ試合の展開が動きそうなので、次の話に期待です!