百本文庫~夜更かしのお供に~

つい夜更かししてしまう本を紹介しています。

徹底ネタバレ解説!『すべてがFになる』あらすじから結末まで!

すべてがFになる (講談社文庫)

 

孤島のハイテク研究所で、少女時代から完全に隔離された生活を送る天才工学博士・真賀田四季。彼女の部屋からウエディング・ドレスをまとい両手両足を切断された死体が現れた。偶然、島を訪れていたN大助教授・犀川創平と女子学生・西之園萌絵が、この不可思議な密室殺人に挑む。新しい形の本格ミステリィ登場。

【「BOOK」データベースより】

 

言わずと知れた森さんの代表作です。

改めて小説とアニメの両方を見ましたが、その整合性に驚かされました。

 

両方見れば二倍面白いことは間違いありませんが、読書が苦手な方は、まずはアニメから入ることをおすすめします。

僕は、小説の方がユーモア溢れる会話がより楽しめるのでおすすめです。

 

この記事では、そんな本書の魅力をあらすじや個人的な感想を交えながら書いていきたいと思います。

ネタバレになりますので、未読の方はご注意ください。

 


 

 

 

 

ゼミ旅行

 

N大工学部の助教授・犀川創平の元に今年入学した生徒・西之園萌絵が訪れます。

彼女は犀川の恩師、かつてN大の総長だった西之園恭輔の娘であり、萌絵は幼い頃から交流のある犀川のことが好きで、しばしば彼の部屋を訪れます。

 

犀川が気にしていたこと。

それは、萌絵が天才・真賀田四季博士に会いにいったことです。

 

四季は神話と例えられるような功績を残し、十四歳の時、両親を殺害し、以来、妃真加島にある私立研究所に閉じこもり、誰にも会わずに研究しているのです。

そこに萌絵は西之園家のコネクションを使ってモニター越しではありますが、四季と対面し、会話をしました。

 

話の途中でしたが、ゼミ生に呼ばれて犀川は退席。

代わりに儀同世津子と名乗る若い女性が現れ、犀川のことを『創平君』と呼びます。

 

馴れ馴れしい態度に萌絵は嫌悪感を覚え、入れ替わるように戻ってきた犀川に世津子が来たことを事務的に報告。

しかし、彼の反応からは彼女との関係性は見えてきません。

 

その後、助手の国枝桃子も交えて話していた時、話題はゼミ旅行のことになり、萌絵の思いつきで今年の行き先は四季のいる妃真加島になります。

島に着くと、真賀田研究所の副所長である山根が出迎えてくれ、四季は誰とも直接会わないこと、会うとしてもモニタされた状態でしかコミュニケーションをとることが出来ないことが判明します。

 

山根が研究所に戻ると、犀川研の一同は萌絵の非常識ぶりにため息をつきつつも、キャンプを満喫。

夜になると、約束をしてあるからと萌絵に誘われ、犀川は研究所に向かいます。

 

しかし、約束というのは犀川を連れ出すための萌絵の嘘で、結局、二人は萌絵の頭痛を直すための薬を欲しいという口実で中に入れてもらいます。

それもすぐに山根に見破られてしまいますが、彼は気にせず二人を迎え入れます。

 

 

天才の死

 

山根は二人が四季に会いに来たことを理解した上で、彼女と連絡がつかないことを告げます。

四季の父親・左千郎の弟で研究所の所長である新藤清二が不在の今、山根が対応しなければなりません。

 

しかし、四季から応答はなく、彼女の部屋の扉がソフト的な問題で開きません。

新藤はアメリカの親族に預けられていた四季の妹、未来(ミキ)を迎えに行っているため、戻ってきてから対応を決めようとしていました。

 

その時、急にシステムが復旧し、四季の部屋のドアが開きます。

犀川と萌絵は山根についていきます。

 

しかし、開いたドアから出てきたものを見て、一同は驚愕します。

それは、P1と呼ばれる移動式ワゴンに乗って移動する、ウエディングドレスを着た四季の死体でした。

 

最初は自殺かと思われましたが、両手両足が切断されていることから、他殺である可能性が出てきます。

しかし、四季の部屋には誰も出入りしないはずなので、密室ということになります。

 

山根たちはこのことを警察に通報しようとしますが、システムの異常によってメールも含めて外界からシャットアウトされていて、外との連絡手段を断たれていました。

ただし、研究所内でのやり取り、また外部からメールを受信することは可能です。

 

結局、新藤がヘリコプターで戻ってくるのを待つしかなく、一同はシステムの異常について調査します。

研究所ではレッドマジックと呼ばれる四季が設計したオリジナルのシステムを運用していて、セキュリティは万全。内部からの工作にしても、難しいものがあります。

 

また、四季の部屋には何かを入れるにしても全て記録が残されていて、今回の事件に関係がありそうなものが入れられた形跡はありません。


 

 

第二の殺人

 

新藤が未来を連れてヘリコプターで戻ってきます。

一同は現状を伝え、新藤はヘリコプターの無線で通報するために残ります。

 

未来を連れて一同は室内に戻りますが、未来は英語しか通じないため、四季のことは後で伝えることにします。

犀川は、真賀田家の人間が全員いなくなり、後継者である未来が偶然ここに来たことに意図的な何かを感じていました。

 

しかし現状、四季は死後数日が経過していましたが、犯人らしき人物は見当たりません。

また、四季の部屋から研究所のシステムには入れないので、これまでのシステム異常は彼女の仕業とは考えにくいし、その痕跡もありません。

 

犀川と萌絵はこの研究所の主治医である弓永から話を聞きます。

四季は数年前にダイエットのし過ぎで体調を崩し、その時に弓永の妻が点滴をするために部屋に入りましたが、それ以外では出入りはしていません。

 

また四季の両手両足が切断されていたことについて、弓永はP1の積載限度をクリアするために切断したのだといいますが、犀川には疑問が残ります。

それ以前に、一同は新藤が戻ってこないことに疑問を覚え、屋上に上がります。

 

ヘリコプターがあり、中には血を流した新藤が座っていました。

首の後ろにナイフが突き刺さっていて、死んでいます。

 

しかも、無線は壊されていて、警察にはまだ通報していないものと思われます。

以前、研究所は孤立したまま。

 

山根たちは屋上に上がった人物を調べますが、犯人らしき人物は写っていません。

四季を殺害した人物と同一であることも考えられるため、犀川たちは四季の部屋を調べることにします。

 

綺麗に整理されていて、これといった違和感はありません。

しかし、寝室に鍵がかけられていて、 しかも内側からでした。

 

中からは四季の声がして、鍵が開きます。

ドアが開くと、中からロボットが現れ、ミチルと名乗ります。

 

寝室にはブロックなどのおもちゃがありましたが、この時点で特に疑問点はありません。

当然、四季の手足も見つかりません。

 

そこで今度は四季のパソコンを開きます。

するとシステムであるレッドマジックはバージョン6で、研究所で使われているバージョン4よりはるかに進んだ技術でした。

 

さらにパソコン内のカレンダーには『すべてがFになる』の文字が書かれています。

また、四季をはじめとする三人からメッセージが残されていて、残りの二人は栗本其志雄、佐々木栖麻という人物で、これは実在した人物をもとに四季で自分の中に作りだした別の人格なのだといいます。

 

それ以外にデータは残されておらず、残されたメッセージから事件の推理を始めます。

また、犀川と萌絵は十五年前の殺人事件を目撃したという新藤の妻、裕見子に話を聞きます。

 

彼女がが現場を見た時、すでに二人とも刺された後で、新藤が四季を後ろから止めていたといいます。

さらに山根と話し、四季の部屋を開けるのには、四季の部屋側から彼女の手の指紋を認証させる必要があり、カモフラージュも含めて両手足を切断した可能性が浮上します。

 

しかし、それ以上考えても情報が足りず、犀川と萌絵は一度、キャンプに戻ることにします。

 

 

口裏合わせと調査

 

束の間の休息をとっていると、 山根が犀川のもとを訪れます。

山根たちは会議を行い、四季が死亡したことを隠蔽することを決め、その口止めには犀川と萌絵も含まれていました。

 

彼らは大きなプロジェクトの最中で、一週間だけでもいいから発覚を遅らせることが出来れば、なんとかなるといいます。

警察には新藤の事件だけを調べさせ、未来に四季の代わりをさせることで乗り切るのだといいます。

 

山根はそのために犀川にお金の入った封筒を渡そうとしますが、犀川はこれを拒否。

明日の船で帰ることを決めます。

 

しかし、途中で気が変わり、犀川は島に残ることを決意。

萌絵もこれに付き合います。

 

他のゼミ生は国枝に任せ、二人は研究所に戻ります。

犀川は山根に会うと、一週間黙っている代わりに調査させてほしいとお願いし、山根はこれを快諾。

 

二人は様々な場所、人物に会い、調査をします。

 

 

再会

 

萌絵は研究員である島田文子の部屋で、ヴァーチャル世界を体験できるVRカートを楽しんでいました。

その時、萌絵は四季の声で話すミチルと名乗る人物に声を掛けられ、彼女はまぎれもなく四季その人でした。

 

現実に戻ると、萌絵はそのことを犀川と島田に伝えますが、誰がその人物を操作していたのかまでは特定できませんでした。

 

 

システム復旧

 

山根の部屋を訪れると、彼は仕事に追われていました。

レッドマジックを止め、普通のUNIXに切り替えることで復旧させるのだといいます。

 

レッドマジックのセキュリティの強さから、トロイの木馬が原因とも考えられますが、まずは外部との連絡を復活させることを優先します。

また部屋を出ると、警備員の望月から、この二年間で唯一、ブラウン管のテレビを修理するために業者が四季の部屋に入ったことが判明します。

 

談話室に行くと二人はいつの間にか寝てしまい、目が覚めるとお昼前。

もうすぐ船が到着し、国枝たちは帰路に着き、警察にも連絡がつきます。

 

これで犀川たちの役目は終わりのように思われました。


 

 

第三の殺人

 

研究所内に女性の電子音声が流れ、十一時ちょうどにレッドマジックを止めると連絡が入ります。

しかし、十一時になっても照明は消えず、それから少しして照明が消えます。

 

その時、犀川にある発想が思い浮かび、事件の真相に少し近づきますが、この時点ではまだ明かされません。

照明がつくと、二人は山根の部屋に行きますが、山根は不在でした。

 

部屋のコンピューターはすでに復旧していて、萌絵は執事の諏訪野に連絡。

愛知県警にいる叔父に連絡するよう指示し、ひと安心します。

 

一方、島田も山根を探していましたが、やはり姿が見えません。

彼女はシステムの切り替えの直前まで山根と電子メールでトークしていて、本来リセットは十時に予定されていましたが、山根が問題に気が付いたことで十一時に変更になったのだといいます。

 

結局、山根が見つからないままヘリコプターで警察の一次隊が到着。

芝池という刑事が現場の指揮にあたります。

 

犀川たちは手短に事情を説明。

しかし、芝池は信じられないという風で調査に入ります。

 

一方、妃真加島に向かう船に世津子が乗っていました。

彼女は雑誌記者で、島田を取材するために来たのです。

 

島で降りると、入れ違いで国枝たちが乗船し、世津子は二名の女性を確認します。

 

また、山根が消えてしまったため、四季死亡の隠蔽工作なしに捜査が開始。

しばらくして犀川は芝池に呼ばれ、萌絵は島田の部屋を訪れます。

 

中には島田の他に世津子がいて、萌絵は驚きます。

最初は嫌悪感を隠しませんが、お酒を飲んだことで一同はテンションが上がり、追加のお酒をもらおうと山根の部屋をたずねます。

 

しかし、部屋の奥で島田が悲鳴を上げます。

バスルームに、血を流して死んでいる山根がいました。

 

 

一分の空白

 

捜査の結果、山根は照明が落ちる前に亡くなっていたことが分かりました。

死因は、胸に突き刺さったナイフです。

 

ここで犀川と萌絵はだんだんと事件の真相に近づきつつありました。

犀川の指示によって調べると、今日の十二時から十二時一分の間の映像ファイルがないことが判明します。

 

警察には説明しませんが、犀川は萌絵に解説します。

十一時より少し遅れて照明が落ちた、つまり研究所の時計が一分遅れていたことになります。

 

さらに研究所は午前と午後の十二時になると時計を修正するようになっていて、システムが復旧したことで正しい時間を入手することができるようになり、研究所の時計で十二時の時に本来の十二時一分に修正されます。

そのため、十二時から一分間のデータが存在しないのです。

 

一方、いつ研究所の時計が一分遅れたのか。

それは、レッドマジックが暴走し、四季の死体を乗せたP1を見つけたあの時です。

 

そして、ここが犯人の狙いで、犯人はあらかじめシステムに細工をして、あのタイミングで一分遅れるよう仕組んでいたのです。

すると、どうなるか。

 

例えば十二時の時点で一分遅らせたとします。

すると、研究所内では二回目の十一時五十九分となり、その時間で映像データを残しますので、十一時五十九分のデータが二つ存在することになります。

 

その場合、古いデータは新しいデータに上書きされてしまうため、その一分間のデータはないことになります。

犯人は、その間に四季の部屋から脱出したのです。

 

そこに萌絵の叔父、捷輔が到着。

犀川は犯人が分かったといい、犯人の前で全て説明することを宣言します。

 

 

対面

 

その前に犀川は島田にお願いし、レッドマジックの主システムについて調べます。

そこで驚くべきことが分かりますが、説明する前に島田にmichiruというユーザーからメッセージが届きます。

 

この人物が一連の事件の犯人です。

一同はVRカートを用いて対面することにします。

 

そこに現れたのは、四季の姿をしたアバターでした。

彼女は自分が犯人であることを認め、トロイの木馬だといいます。

 

芝池たちはどの端末からアクセスしているのか調べますが、なぜか分かりません。

ヴァーチャル世界では、萌絵が自分の推理を披露します。

 

萌絵は目の前の人物を道流、四季の娘だといいます。

それがトロイの木馬の意味だと。

 

四季は研究所に閉じ籠る前に新藤との間に子どもを身ごもっていて、医師でもある新藤の協力を得て部屋の中で秘密裏に出産していたのです。

そして、娘は自由を得るために親を殺害したのだと。

 

しかし、目の前のアバターはその推理を不充分だといいます。

確かに四季が新藤の子どもを妊娠したのは事実で、それに両親は激怒。

 

四季はナイフを持ちますが、動くことができず、新藤が彼女を後ろから支えて二人を殺害したのだといいます。

そしてあの部屋で出産し、一人で子どもを育てます。

 

四季は娘に十五より大きい数字は教えませんでした。

人間は十五年しか生きられないと教え、十四歳になったら母親を殺害して部屋の外に出て、父親も殺すよう教えていたのです。

 

つまり、四季が死んだ日はずっと前から決まっていたのです。

そのために四季は七年前からトロイの木馬の役目としてレッドマジックを稼働させ、事件の日に一分遅れるようプログラムしていました。

 

システムの異常も同じです。

そして、目の前のアバターはあえて痕跡を消さず、誰かに気づいてほしかったのだといいます。

 

また、山根を殺害した理由について。

彼はいち早く四季の思惑に気がつき、タイミングが悪かったため殺害されました。

 

その理由を聞こうとしますが、目の前のアバターは犀川と二人だけの空間に移動し、少し会話をして消えてしまいます。

現実に戻ると、犀川は未来が犯人だと指摘。

 

しかし、未来の姿は研究所のどこにもありませんでした。

捷輔たちは先程の会話を飲み込めずにいましたが、犀川は世津子との会話から気がつきます。

 

世津子は船に乗り込む二人の女性を確認していて、中国の留学生ではない方はスカートを履いていました。

しかし、国枝を外見で女性と判断するのは無理で、絶対にスカートは履きません。

 

つまり、もう一人の女性は未来で、すでに島の外に逃げてしまったのです。

そして犀川は、未来こそが四季だといいます。

 

 

真実

 

ここでようやく犀川は全てを話す気になります。

すべてがFになる、Fとはフィフティーンを表しています。

 

レッドマジックのプログラムの中で、時間のカウントは16進法で表記され、16進法では一桁が15までカウントされ、F(フィフティーン)と表記します。

そして、このプログラムでは四桁まで表記することができ、最大値は65535。

 

これを16進法で表記するとFFFF。

つまり、すべてがFになる。

 

そして、レッドマジックが起動して全ての桁がFになると時限装置が発動し、異常を起こすようにプログラムされていたのです。

そして、未来が四季である説明について。

 

四季は娘に殺されるために準備をしてきました。

しかし、生まれた子どもは四季と違って天才ではなく、母親を殺すことが出来ませんでした。

 

娘に名前はありませんが、犀川は彼女をミチルとします。

だから四季は、ミチルを殺害することにしました。

 

両手両足を切断したのは、指紋から四季ではないと見破られないためです。

しかし、普通に入れ替わっては外見ですぐにバレてしまいます。

 

そこで四季は三年前から準備を始めます。

部屋のミチルの指紋を全て拭き取り、以降手袋をさせます。

 

また外に出なかったことで、外の人間の四季のイメージは十四歳のまま。

そこでダイエットをして体調を崩したと嘘をつき、治療のために部屋の中に弓永夫人を入れ、そこでミチルに四季のふりをさせます。

 

ミチルは髪が長いため、バレずにイヤホンを仕込み、話す内容も四季から指示を受けます。

これで外の人間はミチル=四季と誤認、萌絵がモニター越しに話したのもミチルです。

 

そして事件の日、四季は部屋を抜け出すと所長室に行き、新藤の名前で未来を連れて帰るとメール。

そして、屋上でヘリコプターを待ち、到着するとナイフで新藤を刺し、無線を破壊。

 

この後に犀川たちが屋上に上がりますが、この時はまだ新藤は生きていて、彼女をかばってなんともないよう振る舞います。

その後、ヘリコプターから四季が降り、以降、未来として研究所に戻ります。

 

新藤は計画のことを知っていて、本当はミチルを逃がす予定でした。

連絡はヘリコプターの無線を通じて行っていて、四季の部屋にあるテレビの中に無線機がありました。

 

その後、四季は研究所内のメールのやりとりを見ながら脱出する方法を考え、世津子の来訪に目をつけます。

まだ警察には連絡がいっていなかったため、その船に乗って逃げれば十分でした。

 

ところが、それよりも前に山根が気づいてしまい、彼を殺害。

その後、彼に成りすまして島田とメールのやりとりをし、システムのリセットを十一時に引き延ばします。

 

これで説明は終了。

誰もがてんさいの考えに及ばなかったのでした。

 

 

結末

 

事件から二週間後。

犀川がN大の図書館にいると、女性から声を掛けられます。

 

それは、四季でした。

彼女を犀川のパソコンのセキュリティをかいくぐって萌絵とのメールを見て、ここにいることを知りました。

 

他愛のない会話の後、四季は別れを告げます。

四季が犀川に接触すると踏み、警察は犀川を尾行していたのです。

 

別れると、四季の言う通り、彼女は三人の男に取り囲まれます。

犀川は、場所を移動し、萌絵から事情を聞きます。

 

犀川が尾行されているのは萌絵も知っていて、そのために口止めされていました。

しかし、四季が東京にいると判明したことで尾行は昨日で終わったといいますが、犀川は驚きます。

 

つまり、四季を取り囲んだ男たちは警察ではなく、今もまだ四季は逃げているのです。

最後に世津子について、彼女は犀川の妹で、結婚を機に儀同になったことが判明。

 

萌絵の心配は杞憂に終わるのでした。

 

 

最後に

 

いかがでしたでしょうか?

シリーズ一作目ですが、これだけで犀川と萌絵、そして天才・真賀田四季の魅力が伝わったと思います。

 

特に四季は本シリーズ以外にもその圧倒的な存在感を見せつけていますので、ぜひ関連作品もご覧下さい。

それだけで半年~一年は退屈しないと思います。

 

すべてがFになる (講談社文庫)

すべてがFになる (講談社文庫)