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メディアワークス文庫のおすすめ5作!迷ったらまずこれを読んでほしい!

僕の小規模な奇跡 (メディアワークス文庫)

 

 

 

こんばんは、ハルトです。

今回は2009年に刊行されたメディアワークス文庫の中からおすすめの作品を紹介していきます。

 

 

メディアワークス文庫の特徴

 

このレーベルの特徴は、ライトノベルと一般文芸のいいとこどりという点が挙げられます。

ライトノベルのようにイメージの湧きやすい表紙、魅力的なキャラが登場し、でも文章の力もあり、ライトノベルよりもしっかりした文章の本が読みたいという方におすすめです。

 

まだメディアワークス文庫の作品を読んだことないけど、何から読んだらいいの?

そんな方のために、僕の個人的なおすすめを紹介していきますので、早速いってみましょう。

 

 

 

 

【映】アムリタ

[映]アムリタ (メディアワークス文庫 の 1-1)

[映]アムリタ (メディアワークス文庫 の 1-1)

 

 

「映画を見て、人生を過ごしたのと同じだけの感動を与えられればいいんです」 

 

記念すべきメディアワークス文庫が刊行した2009年に発売された作品です。

 

野崎まど作品の代名詞ともいうべき天才・最原最早(さいはらもはや)が初登場する本作。

最早を監督として自主制作映画を製作する中で、天才とは一体なんなのか? を何度も考えさせられます。

 

序盤は青春小説らしい爽やかな内容ですが、徐々に人智を超えた最早の才能に恐怖を感じ、それでも目が離せない魔性の魅力に、読者も釘付けにされます。

野崎さんは天才を描くのがうまいなと、感心させられる作品です。

 

www.hyakuhon.com

 

また野崎さんのメディアワークス文庫で刊行されている作品の登場人物たちは、『2』という作品で一同に会し、本当の意味での結末を迎えます。

 

2 (メディアワークス文庫)

2 (メディアワークス文庫)

 

 

もちろんどの作品も単独で楽しむことはできますが、『2』まで読んだ時の読了感は衝撃的の一言なので、この作品にはまった方は、ぜひ刊行順に読み進めてください。

 

後悔はさせません。

以下の記事ではネタバレ解説しています。

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『ビブリア古書堂の事件手帖』シリーズ

ビブリア古書堂の事件手帖―栞子さんと奇妙な客人たち (メディアワークス文庫)

ビブリア古書堂の事件手帖―栞子さんと奇妙な客人たち (メディアワークス文庫)

 

 

もはや説明不要、知らない人の方が少ないのでは? と思うほどの名作です。

メディアワークス文庫で初めてベストセラーとなり、2014年12月現在、シリーズ累計発行部数は600万部を超えています。

 

また剛力彩芽さん主演でドラマ化もされ、二つの漫画が連載されるなど、様々な媒体で人気となった作品です。

 

鎌倉にあるビブリア古書堂を舞台に、店主の篠川栞子とアルバイトの五浦大輔が本の絡んだ謎に挑み、そこから様々なことを読み解いていくという内容でミステリー要素が強いですが、大輔を通じて栞子やその他大勢の人たちと繋がりが描かれていて、心が温かくなります。

 

また古書堂というだけあって、過去の名作が栞子を通じて解説され、一冊の本を通じてまた別の本とも出会えるのが本作の良いところです。

2017年に最終巻の7巻が発売されシリーズが完結していますので、先が気になって眠れない! なんてことにはなりません。

 

ミステリーも恋愛も、という欲張りな方におすすめです。

 

 

 

僕の小規模な奇跡

僕の小規模な奇跡 (メディアワークス文庫)

僕の小規模な奇跡 (メディアワークス文庫)

 

 

「あなたのこと全く好きではないけど、付き合ってもいいわ。その代わりに、わたしをちゃんと守ってね。理想として、あなたが死んでもいいから」 

 

 

『嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん』で有名な入間人間先生の名作青春群像劇。

登場人物は「僕」、「俺」、「彼女」、「私」、「彼」と表記され、名前が出てこないのが特徴。

 

これが伏線になっていて、後半になるにつれて面白さは加速的に跳ね上がります。

入間さんの独特な会話のやりとりが面白く、とにかく彼女がかわいい!

 

何も考えなくても、作品が勝手に読ませてくれるので、全てを預けるくらいの気持ちで読んでみてください。

 

感想の詳細は以下の記事にまとめてあります。

ネタバレ全開ですので、ご注意ください。

www.hyakuhon.com

 

 

昨日は彼女も恋してた

昨日は彼女も恋してた (メディアワークス文庫)

昨日は彼女も恋してた (メディアワークス文庫)

 
明日も彼女は恋をする 昨日は彼女も恋してた (メディアワークス文庫)

明日も彼女は恋をする 昨日は彼女も恋してた (メディアワークス文庫)

 

 

またまた入間人間先生の作品です。

好きなんです。ごめんなさい。

 

上下巻構成で、「僕」と「私」の視点を入れ替えながら、物語は進行していきます。

「タイムトラベル」がキーワードになっていて、とても複雑な叙述トリックが本作最大の魅力といえます。

 

どれだけ注意して読んでも騙されてしまい、結末を知ってなぞるように二回目を楽しむ。

何度もおいしい作品です。

 

なお、入間さんらしいというか、上で紹介した『僕の小規模な奇跡』とは違って、後味は決して良いものではありません。

それがこの方の魅力でもあるので、ある程度は覚悟の上でお読みください。

 

詳細を知りたいという方は、以下の記事をご覧ください。

www.hyakuhon.com

 

 

なにかのご縁

なにかのご縁―ゆかりくん、白いうさぎと縁を見る (メディアワークス文庫)

なにかのご縁―ゆかりくん、白いうさぎと縁を見る (メディアワークス文庫)

 

 

またしても野崎まどさんの作品です。

ごめんなさい。でも、本当に好きなんです。

 

上でご紹介した『【映】アムリタ』と違い、ほんわりと心が温まるお話です。

主人公の波多野ゆかりくんは、謎の白いうさぎさんと出会うのですが、なんとそのうさぎさんは耳を使って人の『縁』を結んだり、ハサミのように使って切ることができるのです。

 

様々な『縁』と出会う中で、ゆかりくんが何を思い、どう成長していくのか、微笑ましいけどたまに切なくなる優しい物語です。

あと、うさぎさんのキャラ良い。

 

こんなうさぎさんが縁を結んでいるのかと思うと、内心複雑な思いですが、でも出会いを大事にしようと思いなおせる良い機会だったので、心温まる作品を求めている方はいかがでしょうか?

 

 

いかがだったでしょうか?

最近の作品を読んでいないということもあった、比較的前の作品をご紹介しましたが、名作はどれだけ時間が経とうとも色あせることはありません。

 

この記事で、皆さんが一つでも良い出会いを見つけることが出来れば幸いです。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。