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書評書いてます。年間100冊の紹介が目標。好きなジャンルはミステリー、恋愛、青春。

【これで解決!】オマージュとパクリの違いはなに?

パクリ経済――コピーはイノベーションを刺激する

 

※本の紹介ではありません。

 

 

 

「アンドロイドは電気羊の夢を見るか?」の感想を書いているとき、ふとオマージュという響きはいいけど、パクリと言われたらそれまででは?と疑問がわいてきましたので、オマージュとパクリの違いについて調べてみました。

 

オマージュ:尊敬、敬意、賛辞

パクリ:盗むの隠語「パクる」の名詞形。悪質な模造、複製などに対して用いられる

 

言葉の意味は上の通りで、真逆ですよね。

一般的に「オマージュ」という言葉は尊敬するクリエイターや作品に影響を受けて、似た作風、手法、構成をとることをいい、「パクリ」は独自のアイディアを加えずに、ただ単にすでにある作品を模倣したものを指します。

 

それからこの作品は〇〇のオマージュですと言いきれればオマージュ、あくまでオリジナルだと言い張るものをパクリだという意見もあります。

中国なんかで問題になっているパクリは、この辺りに問題がありそうですね。

 

しかし、ヒットする作品なんて受け手が好む作風、構成をとったもの勝ちなので、時代に合わせて多少変えたとしても、大筋はどうしても似てしまいます。

 

「平凡な高校生が、ひょんなことから学園一かわいい女の子と行動を共にするようになり、恋に落ちていく」

 

この設定だけだったら、あてはまる作品なんていくらでもありますよね。

だから僕は、安易にパクリという言葉を使いたくはありません。その作者なりに熱意をもって作品を制作しているわけですから、なるべく先入観を持たずに向き合いたいと考えています。

 

しかし、それにしても似たような設定のテンプレート作品が蔓延しているのも事実です。

小説でいうと、喫茶店・カフェの店員が事件を推理するとか、図書館・本屋を舞台にした推理ものとか。

 

ミステリ要素をとりあえず入れておいて、あとはキャラを好きに動かせばいいだろうという作者、というよりも編集側の意図が透けて見えて、もはや拒否反応の域まで達してきました。

読んだら面白いかもしれないんだけ、なかなかなあ……

 

と、まあ。

僕個人の感想は置いとくとして。

 

「オマージュ」と「パクリ」の違いを簡単にまとめると、

 

①元の作品に対して敬意を持っているか。

②元の作品から影響を受けていることを公言できるかどうか。

 

このあたりだと思います。

 

かなり感情論も入ってしまいましたが、僕が望むことは、とにかく面白い作品を読者の元に届けてほしいということだけです。

面白ければ、パクリだろうがオマージュだろうが誰も文句を言いませんから。

 

あと、近年は作品に対する権利の意識が薄れ、タダで作品を読むことが当たり前と考えている人が増えてきましたが、決してそんなことはありません。

どんな作品にも作者がいて、その売り上げで生活したり、売り上げ部数によって次の仕事が来るかどうか決まる人もいます。

 

少しでもこの業界の繁栄を願うのであれば、ぜひ正しい方法で本を買うか借りるかして読書を楽しんでください。

 

話が逸れてしまいましたが、参考になれば幸いです。